講演会
2018年3月11日
根管治療
2018年3月4日
こんにちは、院長の蔭山です。
本日は根管治療(根の治療)について、ある患者様の例を元にお話させていただきます。
この患者様は左上の奥歯が欠けてしみるということで来院されました。
下の写真は初診時になりますが、元々の詰め物の周りの歯が欠けており、詰め物を外すと虫歯にもなっています。
詰め物と虫歯を除去すると、歯の神経が大きく露出しましたので根管治療を行う必要があります。(神経の管には血管も入っておりますので、露出した部分からは出血がみられます。)
ただ、このまま根管治療を行っても周りから唾液が侵入したり、消毒の薬剤が漏れる危険性がありますので、樹脂にて隔壁と呼ばれる壁を作り、以前のブログでもお話したラバーダム防湿を行ってから根管治療を開始しました。
根管が綺麗になりましたので、最終的なお薬を充填しました。
初診時と根管治療終了後のレントゲン写真になります。
今後はここに土台を立て、上に被せ物をして治していくわけですが、虫歯で歯を失った量が多いので、より長持ちするための治療オプションを患者様とご相談させていただいて治療を進めていく予定です。
(治療オプションについては後日お話させていただければと思います。)
根管治療はいわゆる”神経をとる治療”としてどこの歯科医院でも行われているため、比較的簡単な治療と思われがちですが、上記のどのステップを省いたり、妥協したりしても成功率はグンと下がりますし、根管の形はとても複雑なので、実は非常に難しい治療になります。
当院ではなるべく歯が長持ちするよう、根管治療にも力を入れておりますので、お悩みの方はぜひご相談ください。
ホワイトニングキャンペーン
2018年2月12日
こんにちは、院長の蔭山です。
現在、ホワイトニングキャンペーン(オフィスホワイトニング)を実施しており、1歯あたり500円(税別)という低価格で施術を行っております。
上下6本ずつ(糸切り歯まで)からのご提供ですが、
上下6本ずつで6000円、8本ずつでも8000円(共に税別)
と、オフィスホワイトニングの相場よりもかなり低価格で受けられるようになっております。
低価格というだけでなく、効果的で安全性の高い薬剤・機器を使用しておりますので、安心してお受けいただければと思います。
以下の術前、術後の写真は患者様ご本人の承諾を得ております。
術前①
術後①
術前②
術後②
今月末までですので、皆様この機会にお試しください!
明けましておめでとうございます。
2018年1月4日
みなさま明けましておめでとうございます。
院長の蔭山です。
昨年9月に開業させて頂いてから、多くの患者様にお越し頂き非常に感謝しております。
今年もより良い診療をご提供できるよう、スタッフ共々努力してまいりますので
宜しくお願い致します。
JIADS 総会
2017年12月6日
先週の土日は診療を休診にさせていただき、所属するJIADS というスタディグループの年に一度の総会(学会)に参加しました。
会員や講師の先生が症例を中心とした発表を行うわけですが、皆さん歯周外科やインプラント、矯正など、いろんな治療オプションを駆使して重度の歯周病を長期の安定が期待できる状態にまで治療されており、とても勉強になりました。
JIADS では、その場しのぎの治療ではなく、できるだけ長持ちする治療を行うよういつも教わっております。
私もこのコンセプトに則り、当院の患者様へさせて頂いた治療ができる限り長持ちするよう努めております。
研修会や学会で土曜を休診にさせて頂く際は大変ご迷惑をお掛けしますが、そこで学んだことを患者様へ還元できるよう頑張りますので、宜しくお願いします。
口腔外科認定医
2017年11月26日
少し前の話になりますが、日本口腔外科学会認定の「口腔外科認定医」の資格を更新しました。
そもそも口腔外科とは・・・ということなのですが、日本口腔外科学会のホームページには、
「口腔(こうくう:口の中)、顎(がく:あご)、顔面ならびにその隣接組織に現れる先天性および後天性の疾患を扱う診療科」
となっています。
私は慶應義塾大学医学部の歯科・口腔外科学教室とその関連病院で5年間口腔外科を学び、口腔外科認定医を取得しました。
口腔外科認定医の取得のためには、一定以上の期間の研修や口腔外科診療の経験実績・学術的実績のほか、筆記試験に合格することが必要となり、また取得後も5年ごとの資格更新が義務となります。
当院では、重度の歯周病に対する歯周外科治療やインプラント治療、親知らずなどの難抜歯にも対応しておりますので、ぜひご相談していただければと思います。
日本臨床歯周病学会
2017年11月13日
昨日は日本臨床歯周病学会の研修会に参加しました。
各大学病院の歯周病科の先生方の発表において、歯周病に対する様々な治療を拝見することができ、非常に勉強になりました。
また、私の大学時代の後輩が1つのセッションの座長を務めており、自分も頑張らなくてはと刺激を受けました。
本日学んだことを患者様の治療に還元できるよう頑張りたいと思います!
ラバーダム防湿
2017年10月24日
みなさん「ラバーダム防湿」というのはご存知でしょうか。
ラバーダム防湿とは、主に歯の神経の治療(根管治療)を行う際に治療部位への唾液の浸入を阻止するため、ラバーダムというゴムのシートで治療部位を隔離することをいいます。
なぜ、唾液の浸入がいけないかというと、唾液には無数の細菌が含まれており、細菌を可能な限り除去したい根管治療においては天敵となります。
ですので根管治療にラバーダム防湿は必須なのです。
当院では根管治療の際には100%、虫歯の治療の際にも必要があればラバーダム防湿を行っていますが、実際そのような医院は少ないようです。
日本歯内療法学会という根管治療の学会の調べによると、
【日本歯内療法学会の会員】
・ラバーダム防湿を必ず行う:25%
・ラバーダム防湿を全く行わない:50%
【日本歯内療法学会会員以外】
・ラバーダム防湿を必ず行う:5%
【アメリカの根管治療専門医】
・ラバーダム防湿を必ず行う:90%以上
根管治療の学会に所属している会員のDrでさえたったの25%、学会に所属していない会員に至っては5%しかラバーダム防湿を行っていないということが日本の現状のようです。
ラバーダム防湿を行っていることが全てではありませんが、根管治療や虫歯治療を受ける際の医院選びの参考の一つになればと思います。
インプラントセミナー
2017年10月23日
昨日はインプラントで有名な依田泰先生と大学時代の部活の先輩でもある酒井和人先生の「インプラント周囲炎」に関するセミナーの実習インストラクターとしてのお手伝いをさせて頂きました。
インプラント周囲炎というのは、簡単に言うとインプラントの歯周病です。
インプラントは虫歯にはなりませんが、ケアを怠ると歯周病にはなってしまう可能性があり、一度歯周病になってしまうと自分の天然の歯よりも進行が早いと言われています。
ですので、インプラント周囲炎にならないためにも、ご自身での日々のケアに加え、定期的なメインテナンスに通って頂き、医院でのプロフェッショナルケアを受けて頂くことが重要になります。
ただ、残念ながらインプラント周囲炎になってしまった場合は、できる限り早い段階で質の高い治療を受けることが必要になります。
今回のセミナーでは、インプラント周囲炎の予防と治療法に関する講義と実習があり、私は実習のインストラクターとして参加させて頂きました。
自分よりもだいぶ年上の先生にレクチャーをするのは少し緊張しましたが、人に教えることで自分の知識と技術を再確認することができ、自分にとっても非常に勉強になるセミナーでした。
わかりづらいですが、写真は先輩でもある酒井先生が、受講生の皆さんに私のことを紹介してくださっているところです。
また12月にも参加させて頂くので、少しでもお役に立てるよう頑張りたいと思います!
プレオルソ(小児用マウスピース矯正)
2017年10月2日
突然ですが、お子さまのこんなことで悩んでいませんか?
•口呼吸
•お口ポカン
•指しゃぶり
•舌や口唇をよく噛む
このような癖や習慣があるお子さまは、歯ならびを悪くする可能性が高いです!
当院では「プレオルソ」と呼ばれる、取り外しの出来るマウスピース式矯正装置を導入しております。
「プレオルソ」にはこんなメリットがあります。
•歯ならびが悪くなるのを予防できます。
•お口周りの筋肉のバランスを整えます。
「歯ならび」だけでなく、「かみ合わせ」や「お口ポカン」の改善、「口呼吸から鼻呼吸へ」、「舌のトレーニングによる正しい飲みこみや発音」など、お子さまを健康な体へ導くことを目的としております。
個人差はありますが、10歳くらいまでの骨の柔らかい時期に使うことで、大きな効果を期待できる治療法です。
「家にいる時」と「寝ている時」にだけプレオルソを装着するため、お子さまでも無理なく始められます。
また、柔らかい素材なので痛みはほとんど無く、他の矯正装置と比べて安価に治療を行うことが出来るのも特徴になります!
「プレオルソ」についてご興味がありましたら、ぜひ一度ご相談ください!