ラバーダム防湿
2017年10月24日
みなさん「ラバーダム防湿」というのはご存知でしょうか。
ラバーダム防湿とは、主に歯の神経の治療(根管治療)を行う際に治療部位への唾液の浸入を阻止するため、ラバーダムというゴムのシートで治療部位を隔離することをいいます。
なぜ、唾液の浸入がいけないかというと、唾液には無数の細菌が含まれており、細菌を可能な限り除去したい根管治療においては天敵となります。
ですので根管治療にラバーダム防湿は必須なのです。
当院では根管治療の際には100%、虫歯の治療の際にも必要があればラバーダム防湿を行っていますが、実際そのような医院は少ないようです。
日本歯内療法学会という根管治療の学会の調べによると、
【日本歯内療法学会の会員】
・ラバーダム防湿を必ず行う:25%
・ラバーダム防湿を全く行わない:50%
【日本歯内療法学会会員以外】
・ラバーダム防湿を必ず行う:5%
【アメリカの根管治療専門医】
・ラバーダム防湿を必ず行う:90%以上
根管治療の学会に所属している会員のDrでさえたったの25%、学会に所属していない会員に至っては5%しかラバーダム防湿を行っていないということが日本の現状のようです。
ラバーダム防湿を行っていることが全てではありませんが、根管治療や虫歯治療を受ける際の医院選びの参考の一つになればと思います。
インプラントセミナー
2017年10月23日
昨日はインプラントで有名な依田泰先生と大学時代の部活の先輩でもある酒井和人先生の「インプラント周囲炎」に関するセミナーの実習インストラクターとしてのお手伝いをさせて頂きました。
インプラント周囲炎というのは、簡単に言うとインプラントの歯周病です。
インプラントは虫歯にはなりませんが、ケアを怠ると歯周病にはなってしまう可能性があり、一度歯周病になってしまうと自分の天然の歯よりも進行が早いと言われています。
ですので、インプラント周囲炎にならないためにも、ご自身での日々のケアに加え、定期的なメインテナンスに通って頂き、医院でのプロフェッショナルケアを受けて頂くことが重要になります。
ただ、残念ながらインプラント周囲炎になってしまった場合は、できる限り早い段階で質の高い治療を受けることが必要になります。
今回のセミナーでは、インプラント周囲炎の予防と治療法に関する講義と実習があり、私は実習のインストラクターとして参加させて頂きました。
自分よりもだいぶ年上の先生にレクチャーをするのは少し緊張しましたが、人に教えることで自分の知識と技術を再確認することができ、自分にとっても非常に勉強になるセミナーでした。
わかりづらいですが、写真は先輩でもある酒井先生が、受講生の皆さんに私のことを紹介してくださっているところです。
また12月にも参加させて頂くので、少しでもお役に立てるよう頑張りたいと思います!
プレオルソ(小児用マウスピース矯正)
2017年10月2日
突然ですが、お子さまのこんなことで悩んでいませんか?
•口呼吸
•お口ポカン
•指しゃぶり
•舌や口唇をよく噛む
このような癖や習慣があるお子さまは、歯ならびを悪くする可能性が高いです!
当院では「プレオルソ」と呼ばれる、取り外しの出来るマウスピース式矯正装置を導入しております。
「プレオルソ」にはこんなメリットがあります。
•歯ならびが悪くなるのを予防できます。
•お口周りの筋肉のバランスを整えます。
「歯ならび」だけでなく、「かみ合わせ」や「お口ポカン」の改善、「口呼吸から鼻呼吸へ」、「舌のトレーニングによる正しい飲みこみや発音」など、お子さまを健康な体へ導くことを目的としております。
個人差はありますが、10歳くらいまでの骨の柔らかい時期に使うことで、大きな効果を期待できる治療法です。
「家にいる時」と「寝ている時」にだけプレオルソを装着するため、お子さまでも無理なく始められます。
また、柔らかい素材なので痛みはほとんど無く、他の矯正装置と比べて安価に治療を行うことが出来るのも特徴になります!
「プレオルソ」についてご興味がありましたら、ぜひ一度ご相談ください!