【歯医者で行う食育】子どもの歯を強くする食事とおやつ
2023年3月24日
皆様、こんにちは。
渋谷区の歯科・歯医者「初台デンタルオフィス」です。
お子様は食べものの好き嫌いはありますか?
すこやかな成長のためにも、好きなものを好きなだけではなく、さまざまな食材を組み合わせるのが理想です。
バランスのよい食事は、健康な身体づくりだけでなく、むし歯予防にも効果があります。
おいしく食べて、強い歯を作るおすすめの食事について、お話しします。
むし歯に負けない強い歯を作る栄養素
むし歯になるのには、次の3つの条件に「時間」が加わったときです。
・むし歯菌
・むしば菌のエサになる糖
・むし歯になりやすい歯質
むし歯菌が作り出す酸に負けない歯を作るためには、歯の主成分であるカルシウムをしっかりと摂取することが大切です。
また、カルシウム以外にも、健康な歯ぐきを形成するタンパク質・エナメル質を形成するビタミンA・象牙質を形成するビタミンCも強い歯に欠かせない栄養素です。
カルシウムの効果的な摂取の仕方
カルシウムは乳製品・小魚・大豆製品・青菜に多く含まれています。
残念ながら、子どもだけでなく大人も含めて、カルシウムが不足している方が多くいらっしゃいますので、意識的に食卓に並べるようにしたいですね。
カルシウム単体よりも、キノコ類・鮭・卵などに含まれているビタミンDを一緒に摂ることで、カルシウムの吸収がよくなります。
また、小さなお子様の場合は、3回の食事だけで十分な量を補うのは難しいでしょう。
そのようなときは、おやつを上手にご利用ください。
おやつを第4の食事と考えて、不足しがちなカルシウムの摂取を意識してみましょう。
例えば
・小松菜とじゃこが入ったおにぎり
・チーズと桜エビとジャガイモのおやき
などを選べば、腹持ちもよく夕方以降も、元気いっぱいに過ごせます。
(出典:農林水産省‐大切な栄養素カルシウムより)
食事の仕方にも注目しましょう
何を食べるかだけでなくどう食べるかも、「食育」では大切なポイントです。
・ダラダラ食べない
普段は中性のお口の中に糖が入ると、酸性に傾き、歯が溶けやすい状態になります。
そのため、酸性の時間を、できるだけ短くすることが大切です。
ダラダラ食べたり、ちょこちょこ食べたりしていると、むし歯リスクが高くなりますので、食事やおやつは、時間を決めてさっと終わらせるのがおすすめです。
・食べたら磨く
食事だけでなくおやつでも、「食べたら磨く」が基本です。
できるだけ食後30分以内に磨くように心がけましょう。
・しっかり噛む
噛むことは唾液(だえき)の分泌を促進します。
唾液にはお口の中の汚れを洗い流し、むし歯菌の働きを抑える効果があります。
「ひとくち30回」を合言葉に、しっかりと噛む習慣をつけましょう。
噛む習慣は、顎の発達にも効果があり、キレイな歯並びにもつながります。
繊維質を多く含む根菜は、噛み応えがあり、唾液の分泌を促すだけでなく、歯の表面を清掃する効果も期待できます。
お子様はやわらかいものを好みがちですが、食感の違いを楽しめるような献立を考えるといいですね。
お子さまの歯のお悩みは初台デンタルオフィスにご相談ください
「お子様のむし歯を予防したい」というのは、保護者の方の共通の願いですよね。
小さい頃からの習慣が、大人になってからも健康なお口をつくります。
毎日の食事やおやつに気をつける「食育」で、強くて丈夫な歯を作りましょう。
むし歯予防には、毎日の食事や歯磨きに加えて、歯科での定期検診が効果的です。
子どものむし歯は初期の段階で気付くことは難しいので、プロの目で定期的にチェックをする習慣をつけましょう。
また、当院には、日本矯正歯科学会 認定医が在籍しています。
むし歯だけではなく歯並びの異常についても早期に発見可能です。
京王線初台駅徒歩9分の「初台デンタルオフィス」の小児歯科では、お子様のペースに合わせた治療を行いますので、まずはお口のチェックにお越しください。