【小児矯正】歯並びは遺伝する?子どもの歯並びに影響をおよぼす生活習慣
2023年8月4日
皆様、こんにちは。
渋谷区の歯科・歯医者「初台デンタルオフィス」です。
お子様の歯が生えてきたら、歯並びが気になりますよね。
矯正治療を受けたことがある方や、ご自身が歯並びにお悩みを抱えている方は、「お子様の歯並びが悪いのはご自身のせいだ」と感じている方もいらっしゃるでしょう。
2022年の歯科疾患実態調査では、5〜9歳の約9%、10〜14歳の21%が、矯正治療の経験があるというデータがあります。
(出典:厚生労働省「令和4年歯科疾患実態調査結果の概要」) >
歯並びは見た目だけでなく、お口や全身の健康面にも影響を与えることから、矯正治療を検討される方は増えています。
とはいえ、できることなら、矯正治療をすることなく、キレイな歯並びを手に入れたいですよね。
子どもの歯並びを決定付ける要因
子どもの歯並びは遺伝で決まるとお考えの方は多くいらっしゃいます。
たしかに、骨格や歯の大きさは、遺伝的な要因に左右されることがあります。
ただし、歯並びに関しては、遺伝よりも、生活習慣やクセが大きく関係しているのです。
歯並びは、十分なスペースがあって、お口周りの筋肉バランスがとれていればキレイに整います。
つまり、歯並びを悪くする習慣やクセを改善すれば、歯並びの悪化を予防できます。
歯並びを悪くする要因
お子様に、次のような習慣やクセはありませんか。
・指しゃぶり
指しゃぶりをすると、上の前歯を押す力と下の前歯を内側に倒す力がかかり、「出っ歯」になるリスクが高まります。
また、奥歯だけがかみ合って、前歯がかみ合わない「開咬」状態になる可能性も。
指を強い力で吸っていると、歯が内側に倒れこみ、歯列が凸凹になる傾向にあります。
4歳をすぎても指しゃぶりが続いているようならば、一度ご相談ください。
・舌で前歯を押す
舌先が上の前歯の裏側あたりにあるのが、舌の適切な位置とされています。
下の方にあると、上顎が発達せず「受け口」に、舌で前歯を押したり、前歯の間から舌を出していたりしていると、「出っ歯」や「開咬」になりやすくなります。
・唇や爪を噛む
下唇や爪を噛む習慣があると、前歯が前に出る力がかかり、「出っ歯」になる恐れがあります。
反対に、上唇を噛んでいると、「受け口」になるリスクが高まります。
・頬杖をつく
頬杖で頬を押すと、下顎の成長が妨げられる可能性があります。
左右どちらかばかり頬杖をついていると、顎の形が左右非対称になることもあります。
・口呼吸
鼻で呼吸せずに口で呼吸をしていると、口が開いている時間が長くなり、お口周りの筋肉が弱まります。
その結果、お口が閉まりにくくなったり、前歯がかみ合わなかったりといったことが起こります。
・うつぶせ寝
長期間、顔面に力がかかることで、顔や歯列が歪む可能性があります。
また、うつぶせ寝をしていると、口呼吸になりやすいという点にも注意が必要です。
歯並びを悪くする習慣やクセの代表的なものを紹介しました。
あくまで、個人差があり、すぐに歯並びが悪くなるわけではありませんが、クセだからといってそのままにせずに、しっかりと治すことが大切です。
一つでも当てはまるものがあれば、当院にご相談ください。
お子様の歯並びに関するご相談は初台デンタルオフィスまで
当院では、歯並びを悪くする習慣やクセを改善し、キレイな歯並びの土台を作る「予防矯正」を行っています。
取り外し可能なマウスピースを使った予防矯正「プレオルソ」なら、お子様への負担も抑えられます。
保護者の方の話もしっかりと聞いたうえで、お子様お一人お一人に合わせた治療をご提案しますので、どのようなことでもご相談ください。
お子様の矯正治療は、大人と違って、顎の骨の成長を利用して行うため、治療できる期間に限りがあります。
小さな頃から歯科の定期検診に通って、お口のチェックを受けていると、適切なタイミングで治療をスタートさせることが可能です。
京王線初台駅徒歩9分の「初台デンタルオフィス」は、土曜も17時まで診療しています。
平日はお忙しい方も通いやすい歯科医院ですので、ご家族皆様でお越しください。